「イノベーションの最終解」
「イノベーションのジレンマ」の著者、クレイトン・M・クリステンセンの新刊「イノベーションの最終解」が出版されました。「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションへの解」に続く最終章との位置づけのようで、書店で平積みになっているのを見て手に取りました。
最初の「イノベーションのジレンマ」は、ハードディスク業界、掘削機業界、総合鉄鋼メーカ等を例にとりながら「持続的イノベーション」、「破壊的イノベーション」という概念を説明し、既存企業が「破壊的イノベーション」への対応が遅れる理由を解き明かしたもので、出版当時話題になりました。
読みながら要点や感想をマインドマップにまとめていますので読了後、逐次Blogにポストして行きます。
マインドマップはFreeMindで作成しています。
「イノベーションの最終解」マインドマップ読書メモ【序章〜1章】
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* 書籍情報 * 書名 * イノベーションの最終解 * 著者 * クレイトン・M・クリステンセン * スコット・D・アンソニー * エリック・A・ロス * 解説 * 玉田俊平太 * 訳 * 櫻井祐子 * 出版 * 翔泳社 * Harvard Business Review Press * 出版年 * 2014年7月7日 * 序章 * 経営理論 * 定義 * 特定の状況下での因果関係に関する言明 * 優れた経営理論 * 1.特定の状況に対処するための指針となる、厳密な分類方式 * 2.行動と結果の間の因果関係 * イノベーションのコア理論 * 破壊的イノベーションの理論 持続的イノベーションローエンド型破壊的イノベーション新市場型破壊的イノベーション財力やスキルを持たないためにそれまで重要な用事を片付けられなかった顧客に、相対的に単純で手頃な製品・サービスを提供顧客が行動や優先順位を変えたりしなくても、前から片付けようとしていた用事をより簡単かつ成就に処理出きる * 資源・プロセス・価値基準の理論(RPV理論) 既存企業が破壊的イノベーションへの対応に苦慮するのか資源プロセス価値基準 * バリューチェーン進化の理論(VCE理論) 競争を勝ち抜くために組織設計に関する適切な意思決定を行っているか * 第1章:変化のシグナル * 無消費者 * 予想される展開 * 新市場型破壊的イノベーション * 発見 * 製品・サービスの提供チェーンの全段階をマッピングする * チェーンの輪を1つ取り除く * 満たされない顧客 * 上位市場に向かう持続的イノベーション * 急進的 * 漸進的 * ”満たされない”→競争基盤 * 機能性 * 信頼性 * 発見 * アフターマーケットの成長 * 統合型企業の成長 * 過剰満足の顧客 * ローエンド型破壊的イノベーション * 【リバース・イノベーション?】 * 最も要求のゆるい顧客をターゲットとする * 発見 * 性能向上に対して支払う割増金額の減少 * 性能向上から得る限界便益の逓減 * 置き換えのイノベーション * 製品・サービスの特定の構成要素を提供する専門企業 * 発見 * 顧客ニーズに対して過剰満足の機能性 * モジュール型のインタフェース * インタフェースの重要さの見極めができる * インタフェース間のプロトコルが適切かつ必要であると測定・検証可能 * インタフェース全体の相互作用が理解され予測可能 * 下位層のプレーヤーが必要なスキルを身につける * 発見 * システム間インタフェースの標準化・規格化 * 企業が(製品・サービスの?)採用活動で深い理論的知識を重視しなくなる * 既存企業からは新市場型破壊的イノベーションに見える * 消費者観点からはローエンド型破壊的イノベーションに見える * 無消費の状況 * 市場買のプレーヤーがイノベーションへの障害を増やす/減らすための措置をとっているという聴講 * 統合保存の原則 * 統合型のものを最適化するためには、それを取り囲むものがモジュール型で無くてはならない * 【疑問点:Windows<>Linuxという対立軸で書かれているところに違和感。Linuxはアプリケーションの最適化が目標??】 * 市場外環境 * ビジネスモデルが生まれるチャンス * 無消費者 * 満たされない顧客 * 過剰満足顧客 * 「イノベーションはそれが起こる環境とは切り離せない」 * 市場外要因 * 政府 * 監督機関 * 業界標準 * 文化規範 * 労働組合 * 技術開発の状態 * 「規制が少ない方が望ましい」とは一概に言えない * 環境要因 * 動機付け * 市場インセンティブ * 能力 * 資源獲得能力 * サービスに変換する能力 * 顧客に提供する能力 * 「動機付け・能力の枠組み」 * 1.現在の動機付けと踏力を書き出し、現在の環境がそれぞれの種類のイノベーションにとって望ましいか。そうでない場合阻害要因を見極める * 2.市場外プレーヤーが企業の動機付け・能力に影響を与える措置を講じているか判断 * 3.それらの措置がイノベーションへの障壁を取り除くものか * まとめ * イノベーションを起こす「状況」の確認 * 顧客ニーズの理解 * 無消費者 * 満たされない顧客 * 過剰満足顧客 * 過去にどのような性能向上に割高な価格がついたか * 現状の主流は統合型と分業型のどちらか * インタフェースは特定可能で検証可能、予測可能か * 周辺市場に成長が見られないか * 政府や監督機関の果たしている役割 |
2014年7月14日 1.25h