43%のEメールがモバイルから読まれている
メール・ニュースレターテンプレートのサービスを行っているEmail Monksの調査によると、2013年現在、43%のemailがモバイル経由で読まれており、年末には50%を超えるだろうという予想がなされている。
引用元)Smart Insights : Responsive Email Design [Infographic]
上記の調査は日本で行われたものではないため、国内の数字がどうなのか興味深いが、昨今のスマートフォン普及率を考えるとメールをスマートデバイスで受け取るユーザは多い事が想像できる。
私が受け取るダイレクトメールやメールマガジンの類の中にはリッチな表現のHTMLメールで作成されたものもある。私宛に届くメールはすべてiPhoneで読める設定にしており、まず届いたメールはiPhoneのメーラーで閲覧し、長文の返信が必要なときにPCのメーラーを起動するといった使い分けをしている。
また、スマートフォンユーザの場合、下記のようなリンクから電話をかけるこのも可能である点も注目すべきポイントであろう。
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レスポンシブWebデザイン
昨年頃からよく耳にするようになったフレーズの1つである「レスポンシブWebデザイン」とは、単一のHTMLで画面サイズが異なるPC・スマートデバイス等に対応できるWeb制作方法である。
今から遡ること約3年、フィーチャーフォン全盛時代のWebでは、PCはhttp://www.example.jp/モバイルはhttp://www.example.jp/i/などとpathを分けて制作するといったことが盛んに行われていた。HTML5に対応した高機能なブラウザを搭載したスマートデバイスの普及に伴い、ウェブサイトはPCからだけでなくスマートフォンやタブレットからも閲覧されるようになった。
また、フィーチャーフォンの時代においては、利用できるHTMLタグ、JavaScript、CSS等に制限があり、フィーチャーフォンに向けたサイトの最適化が必要とされていた。レスポンシブWebデザインは、スマートフォンに搭載されているsafariやchromeといったブラウザは、PCサイトをありのままのデザインで閲覧することが可能にした。
参考)Responsive Design jp
レスポンシブemailデザイン
「レスポンシブemailデザイン」とは、単一のHTMLで画面サイズが異なるPC・スマートデバイス等に対応できるHTML mailの事である。
フィーチャーフォン全盛の時代には、PC向けのメールを送信するアドレス、携帯向けのメールを送信するためのアドレスを分けて管理したこともあった。約半数のメールがスマートデバイスによって読まれている事、携帯のキャリアメールだけでなくgmail, yahoo mailなどのフリーメールアドレスがごく一般的にスマートフォンから使われている事等から考えるに、メールマーケティングにおいてもレスポンシブなemailデザインを考慮する必要があろう。